11月25日、多文化共生つるみの会として3回目
そして今年度としては最後の学習会を国際交流ラウンジの会議室で行いました。
講師は、いつも料理教室でお世話になっている潮田地区センターの館長の小島順一さん。
小島さんは、1992年-1994年に鶴見区の保険年金課でお仕事されていて、1990年の入管法改定に伴って南米からの転入者が急増したときの戸惑いを話してくださいました。
外観は「日本人」のようなのだけど、日本語が全く通じない人たちに年金や保険の手続きをする中での戸惑い。
鶴見区役所では各課から1名出してプロジェクトチームをつくり、ポルトガル語とスペイン語のパンフレットを作製したとのこと。
現在のラグビーをはじめとする各種スポーツを見ても、「日本人」はさまざま国のチームで活動していること、在日コリアン3世のことなど多くの身近な例から、国籍とその人が育ってきた文化や受けた教育がさまざまに絡み合っていることをあげてくださいました。
潮田地区センターでマレーシアの方からお話を伺った際に、マレー系、中国系、インド系など、それこそ多民族、多文化が共存しているマレーシアにはとくに「多文化共生」という言葉はないと言われたとのこと。
でも鶴見の潮田地区では、これからも多くの「外国人」を受け入れて、誰もが安心して暮らせるために「多文化共生のまちづくり」をこれからも大事にしていかれるというお話でした。
参加者からも海外ルールの方が日本語を習得するためにどうしたら、潮田地区が多様なルーツの方がいらしてレストランや食材店も多彩になって魅力的な街になっていること等ご意見が出されました。